アニメ映画「聲の形」に登場する川井みきは、なぜこんなにも嫌われるのでしょうか。
彼女の行動に「心底気持ち悪い」と感じた人も多いのではないでしょうか。
実は、川井の言動には視聴者の反感を買う理由が隠されています。
「川井を許すな」というハッシュタグが広まったのも、そのためなのです。さらに、原作では川井自身がいじめられる立場になるという驚きの展開も。
本記事では、川井が気持ち悪いと感じられる5つのシーンや、「川井を許すな」の元ネタ、そして原作での川井の立場の変化について詳しく解説します。
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川井が心底気持ち悪いシーン5選
「聲の形」に登場する川井みきが、心底気持ち悪いと感じられるシーンを5つ紹介します。
- 涙を流して自己弁護する場面
- 川井が合唱コンクールの練習で口パクをして西宮をハメた
- 自己防衛のためなら友達さえも傷つける
- いじめていた自覚が皆無
- 声が大きい空気読め
それでは、それぞれのシーンについて詳しく見ていきましょう。
涙を流して自己弁護する場面
川井みきの涙ながらの自己弁護シーン。これが視聴者の心に強く残るんです。
西宮硝子へのいじめが発覚したとき、川井は涙を流しながら「私は何もしていない」と主張します。自分の関与を否定し、責任を石田将也に押し付けようとするんですね。
この行動が、視聴者に強い不快感を与えるんです。なぜって?いじめに加担していたのに、自分を守るためだけに涙を使うからです。
川井の自己中心的な性格と、他人を犠牲にしてでも自分を守ろうとする姿勢が如実に表れています。こんな偽善的な態度に、多くの人が嫌悪感を抱くんですよ。
川井が合唱コンクールの練習で口パクをして西宮をハメた
合唱コンクールの練習シーン。ここで川井の卑劣さが際立つんです。
川井は、西宮硝子を陥れるために意図的に口パクをします。自分が歌っていないことを周りに気づかれないよう巧妙に振る舞うんですね。
この行動は、西宮を孤立させ、クラスメイトの反感を買わせる卑劣な策略なんです。川井は、自分の立場を守るために他人を犠牲にすることを厭わない性格を露呈しているんですよ。
協調性が求められる合唱コンクールの場面で、こんな行動を取る川井の姿。これが、彼女の人間性の歪みを如実に表しているんです。
自己防衛のためなら友達さえも傷つける
川井みきの最も気持ち悪い特徴。それは、自己防衛のためなら友達さえも傷つけることを厭わない点です。
自分の立場が危うくなると、躊躇なく他人を犠牲にするんです。川井は、自分の評判を守るためなら、親しい友人でさえ裏切ることができるんですよ。
例えば、いじめが発覚したとき。川井は自分の関与を隠すために石田将也を一方的に非難します。長年の友人関係よりも自分の立場を優先させるんです。
こんな行動が、川井の自己中心的な性格と、他人への共感能力の欠如を示しているんですね。視聴者は、この態度に強い不快感を覚え、「心底気持ち悪い」と感じるんです。
いじめていた自覚が皆無
川井みきの気持ち悪さを際立たせる要因。それは、いじめていた自覚が全くないという点なんです。
西宮硝子へのいじめに加担しながらも、自分の行動をいじめだと認識していないんですよ。川井は、自分の行動を正当化し、いじめの責任を他人に押し付けようとするんです。
例えば、西宮のノートを隠したり、無視をしたりしていても、「みんなと同じことをしただけ」と言い訳します。この自覚の欠如が、川井の自己中心的な思考と、他人の感情を理解する能力の不足を示しているんです。
いじめの加害者でありながら、その自覚がない川井の姿勢。これが、多くの人々の心に「心底気持ち悪い」という印象を残すんですね。
声が大きい空気読め
このシーン。石田が西宮をいじめていたことを、クラスみんなに聞こえるような声で言うんです。
川井は最初「ある女の子をいじめていた」と言いながら、あとから「西宮さんは」とバラす流れを作り出すんです。この行動が、川井の計算高さと残酷さを如実に表しているんですよ。
表面上は配慮しているように見せかけながら、実際には意図的に西宮の立場を悪くしているんです。この態度は、クラス全体の空気を読まない、あるいは意図的に無視している証拠と言えるでしょう。
自分の立場を守るためなら、他人の秘密を暴露することも厭わない冷酷さ。このシーンが、川井の偽善的な性格と、他人の感情を踏みにじる姿勢を明確に示しているんです。
ここまで「聲の形」の川井みきが心底気持ち悪いと感じられる5つのシーンを解説しました。
- 涙を武器にした自己弁護
- 合唱コンクールでの意図的な口パク
- 自己防衛のための友人裏切り
- いじめへの無自覚
- 空気を読まない大声での暴露
でも、なぜこんなにも川井への批判が集中したの?
実は、「川井を許すな」というハッシュタグが広まったきっかけがあるんです。
その背景と広がりについて、次の章で詳しく解説していきます。
「川井を許すな」の元ネタは?
「川井を許すな」の元ネタについて、以下の点から詳しく見ていきましょう。
- 2020年7月31日テレビ放送後、ハッシュタグ相次ぐ
- 石田からも「心底気持ち悪い」と言われている
それぞれ解説していきますね。
2020年7月31日テレビ放送後、ハッシュタグ相次ぐ
2020年7月31日。アニメ映画「聲の形」が金曜ロードショーで初めて地上波放送されたんです。
この放送をきっかけに、Twitterで「#川井を許すな」というハッシュタグがトレンド入りしたんです。
このハッシュタグは、川井みきというキャラクターへの視聴者の反感から生まれたんですよ。川井みきって誰?って思いますよね。
実は、小学校時代に西宮硝子と石田将也のいじめに加担しながら、「自分は何もやっていない!」と責任逃れをする。この行動が多くの視聴者の怒りを買い、「偽善者」「クズ」といった批判が集中したんですよ。
面白いのは、このハッシュタグ、実は金曜ロードショー放送以前から使われていたんです。原作マンガや劇場公開時から、川井みきの性格や行動に批判的な意見があったんですね。
同時に、聲の形がひどいという声も上がりましたね。ひどいといわれた原因は別記事で解説しています。
石田からも「心底気持ち悪い」と言われている
川井みきが嫌われる理由。その一つが、彼女の言動が「心底気持ち悪い」と感じられることなんです。
特に問題視されているのが、いじめの責任を追及されたときの彼女の態度。川井は当時いじめていた人たちを集め、全面的に責任転嫁を行い、「私は悪くない」と言い放ったんです。
この場面で、主人公の石田将也も川井のことを「心底気持ち悪い」と評しています。川井の行動は、自己保身のためならどんな嘘でもつく、という性格を如実に表しているんですね。
視聴者からは「偽善者ぶっててやばすぎ」「見ていて心底気持ち悪い」といったコメントが多く寄せられました。川井の言動が、多くの人の心に不快感を与えたことがよくわかります。
ここまで「川井を許すな」の元ネタについて解説しました。
- 2020年7月31日の地上波放送後、「#川井を許すな」がTwitterで爆発的に広がる
- 川井の偽善的な態度が視聴者の強い反感を買う
- 原作マンガや劇場公開時から批判的意見は存在
- 主人公の石田も川井を「心底気持ち悪い」と評する
でも、そんなに嫌われる川井が原作ではいじめられるって本当?
実は、原作では川井の立場が大きく変わるんです。なぜ川井がいじめられる側になるのか、その驚きの展開を次の章で詳しく解説していきます。
原作では川井はいじめられる
原作では川井がいじめられるという点について、以下の2つの側面から見ていきましょう。
- 「まじで気持ちワルイ」と言われる
- 真柴智への依存がいじめに発展
それぞれ詳しく解説していきます。
「まじで気持ちワルイ」と言われる
引用:漫画『聲の形』6巻収録 第48話川井みき
原作『聲の形』での川井みき。クラスメイトから「まじで気持ちワルイ」と言われるほど嫌われる存在なんです。
なぜこんなに嫌われるのか?それは、川井の行動や態度が周囲の人々に不快感を与えているからなんです。
川井は、表面的には優等生を演じながら、実際には自己保身のために他人を利用する傾向があるんですよ。例えば、いじめの問題が発覚したとき。川井は自分の関与を否定し、全ての責任を主人公の石田将也に押し付けたんです。
この行動が、クラスメイトたちの目に「気持ち悪い」と映ったんですね。川井の言動は、一見善意に見えても、実は自分の立場を守ることが第一優先なんです。
結果として、川井は「まじで気持ちワルイ」というレッテルを貼られ、クラス内で孤立していく状況に陥っていくんです。悲しい結末ですよね。
真柴智への依存がいじめに発展
引用:漫画『聲の形』6巻収録 第48話川井みき
真柴智への依存が、いじめられる要因の一つになっているんです。
川井は、何か不都合なことがあると真柴にすぐにくっつく傾向があるんです。このことで、クラスメイトから嫌われているんですよ。
この行動パターンは、川井の不安定な心理状態を反映しているんです。自分で問題に対処する能力を欠いていることを示しているんですね。
クラスの他の生徒たちは、川井が真柴に頼りすぎることを快く思っていません。彼らにとって、川井の行動は「うざい」と感じられ、そのことがいじめの原因となっているんです。
例えば、川井が真柴に助けを求めるたびに、クラスメイトたちは彼女を冷ややかな目で見るようになります。この状況が積み重なり、川井は徐々にクラス内で孤立し、いじめの対象となっていくんです。
しかし、川井自身はこの状況を十分に理解できていません。むしろ自分が被害者だと思い込んでいる節があるんです。このギャップが、さらに周囲の反感を買う結果となっているんですよ。
まとめ|聲の形の川井が心底気持ち悪い理由と原作での展開
項目 | 内容 |
---|---|
気持ち悪いシーン | 1. 涙の自己弁護 2. 合唱コンクールでの口パク 3. 友達を傷つける自己防衛 4. いじめの自覚なし 5. 空気を読まない大声 |
「川井を許すな」の元ネタ | ・2020年7月31日のTV放送後にハッシュタグ拡散 ・石田も「心底気持ち悪い」と評価 |
原作での川井 | ・「まじで気持ちワルイ」と言われる ・真柴智への依存がいじめに発展 |
「聲の形」の川井みきは、その行動や態度から多くの視聴者に「心底気持ち悪い」と感じられるキャラクターです。
涙の自己弁護や友達を裏切る行為など、5つの特徴的なシーンが彼女の本質を浮き彫りにしています。
「川井を許すな」というハッシュタグが広まったのも、こうした彼女の言動への強い反感が原因でした。
しかし、原作では川井自身もいじめられる立場になるという意外な展開があります。
「まじで気持ちワルイ」と言われたり、真柴智への依存がいじめにつながるなど、彼女の立場が大きく変化するのです。
川井の行動の裏側にある複雑な心理と、周囲との関係性の変化は、いじめの構造や人間関係の難しさを深く考えさせてくれます。