【鬼滅の刃】上弦の四・半天狗を倒したのは炭治郎！最後のシーンや半天狗の分身を徹底解説

鬼滅の刃の刀鍛冶の里編で登場した半天狗。半天狗は上弦の肆という強敵でしたが、一体誰がどうやって倒したのでしょう？そして、半天狗の最後の姿とは？

半天狗は分裂する能力を持ち、喜怒哀楽の感情を具現化した分身を次々と生み出します。まるで無敵のように思えた半天狗ですが、実は倒し方があったのです。

この記事では、半天狗を巡る謎を全て解き明かします。上弦の肆という強敵を前に、炭治郎たちはどのように戦ったのか。そして、半天狗の最期の姿とは。

鬼滅の刃の半天狗（上弦の肆）とは？

出典：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

鬼滅の刃の半天狗（上弦の肆）とは、十二鬼月の中でも上位に位置する強敵のことです。その特徴は以下の通りです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

半天狗は十二鬼月の上弦の肆に位置する強敵

半天狗は鬼舞辻無惨が率いる十二鬼月の中でも、上から4番目に強い「上弦の肆」という位置づけの鬼なんです。

十二鬼月は下弦の六から上弦の壱まで、数字が小さいほど強い鬼とされています。

そんな半天狗は、一見すると弱そうな怯えた表情をしていますが、その実力は本物。炭治郎たちを苦しめる強敵なのです。

半天狗は喜怒哀楽の感情を具現化した分身を生み出す能力を持つ

半天狗の恐ろしい能力は、喜怒哀楽の感情を具現化した分身を生み出せること。

血鬼術によって自分の感情から、「積怒」「可楽」といった分身を生み出し、それぞれ独自の能力で敵を翻弄するのです。

こうした分身を生み出しながら、本体は分身の後ろに隠れて身を守る、というのが半天狗の戦法なんですね。

半天狗の本体は小さな姿で分身たちの後方に隠れている

半天狗の本体は、分身たちとは違ってとても小さな姿をしています。

そして、その小さな体を分身たちの後方に隠して、なかなか姿を現しません。

炭治郎たちは分身との戦いの中で、必死に本体を探し出さねばならないのです。

しかし小さな本体を見つけ出すのは簡単ではありません。半天狗は自らの弱点をうまく隠しながら、分身で敵を欺いているのですね。

半天狗を倒したのは炭治郎！倒し方は？

引用：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

半天狗を倒したのは主人公の炭治郎でした。倒し方のポイントは以下の3つです。

それでは、半天狗討伐の過程を詳しく見ていきましょう。

玄弥の南蛮銃で半天狗本体の動きを止める

半天狗討伐で重要な役割を果たしたのが、玄弥の南蛮銃。

この特殊な武器は、鬼の動きを一時的に止めることができるんです。

玄弥が南蛮銃で半天狗本体を捉えたことで、炭治郎たちが本体に近づくチャンスが生まれました。

玄弥の活躍なくしては、半天狗討伐は実現しなかったでしょう。

炭治郎と禰豆子が一気に本体に迫り首を斬る

玄弥のおかげで動きを止められた半天狗本体に、炭治郎と禰豆子が一気に迫ります。

炭治郎は日輪刀で、禰豆子は血鬼術で半天狗本体を攻撃。

息の合った兄妹の連携によって、ついに本体の首を斬ることに成功したのです。

本体の首が斬られたことで、半天狗は消滅していきました。

炭治郎と禰豆子の絆が、半天狗討伐の決め手になったと言えるでしょう。

甘露寺蜜璃が痣の力で分身の攻撃を食い止める

半天狗討伐の陰の立役者となったのが、恋柱・甘露寺蜜璃です。

甘露寺は分身との戦いの中で、痣の力を発現させました。

痣の力によって甘露寺の戦闘能力は飛躍的に向上。分身の攻撃を食い止めることができたのです。

これによって炭治郎たちは、半天狗本体に集中して攻撃することができました。

甘露寺の活躍があってこそ、半天狗討伐が実現した、と言っても過言ではありません。

甘露寺蜜璃の痣発現状況や色、形を確認したい方はこちら

半天狗の分身たちの能力

出典：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

半天狗の分身たちは、それぞれ独自の能力を持っています。主な分身と能力は以下の通りです。

それでは、分身たちの能力を詳しく見ていきましょう。

怒りの分身・積怒（せきど）の能力

出典：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

怒りの分身・積怒は、雷を操る恐ろしい能力を持っています。

自らの怒りの感情をエネルギーに変えて、強烈な雷撃を放つのです。

積怒の雷は一瞬にして敵を焼き尽くすほどの威力があり、炭治郎たちを苦しめました。

積怒は半天狗の分身の中でも、特に攻撃力が高い厄介な存在だったようですね。

楽しみの分身・可楽（からく）の能力

出典：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

楽しみの分身・可楽は、風を自在に操ることができます。

まるで台風のように強力な風で、敵を吹き飛ばしてしまうのです。

戦いを楽しんでいるかのように笑顔で風を操る可楽。その風は炭治郎たちの体力を奪っていきました。

可楽との戦いは、炭治郎たちにとって過酷なものだったようです。

喜びの分身・空喜（うろぎ）の能力

出典：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

喜びの分身・空喜の能力は、音波を操ること。

自らの声を武器にして、敵を攻撃するのです。

空喜の放つ音波は、相手の鼓膜を破壊するほどの威力を持っています。

戦いの中で喜びを感じているかのように高笑いしながら、音波を放つ空喜。

その音波攻撃に、炭治郎たちは苦しめられることになります。

哀しみの分身・哀絶（あいぜつ）の能力

出典：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

哀しみの分身・哀絶は、槍術の達人です。

長い槍を自在に操り、敵を瞬時に貫くことができるのです。

哀絶の槍術は、まるで舞うように美しく、そして致命的。

哀しみに満ちた表情で黙々と槍を振るう哀絶との戦いは、炭治郎たちの反射神経を試すものとなりました。

憎しみの分身・憎珀天（ぞうはくてん）の能力

出典：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

憎しみの分身・憎珀天は、分身たちの能力を併せ持つ最強の分身。

積怒の雷、可楽の風、空喜の音波、哀絶の槍術、すべてを使いこなすのです。

憎珀天は半天狗の感情の中でも、最も強い憎しみから生まれた分身でした。

その圧倒的な力の前に、炭治郎たちは為す術もありません。

半天狗本体の意思を受け継ぐかのように、容赦なく炭治郎たちを攻撃する憎珀天。

この最強の分身との戦いは、炭治郎たち最大の危機となったのです。

半天狗を倒す鍵を握る本体の正体

出典：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

半天狗の本体の正体は、倒す鍵を握る重要な存在です。その特徴は以下の通りです。

それでは、半天狗本体の正体について詳しく見ていきましょう。

半天狗本体は分身たちの後方で身を隠している

半天狗本体は、分身を生み出しながら、自らは分身たちの後ろに隠れているのです。

本体は、分身を盾にして身を守っているのですね。

そのため炭治郎たちは、分身との戦いの中で本体を探し出さなければなりません。

しかし本体は巧妙に隠れているため、なかなか見つけることができないのです。

本体は小さな姿をしており見つけるのが難しい

半天狗本体の姿は、分身たちとは違ってとても小さいのが特徴。

まるでネズミのように小さな体で、草むらに隠れているのです。

そのため本体を見つけ出すのは、とても難しい作業なのですね。

炭治郎たちは必死に本体の気配を探りますが、小さすぎてなかなか見つけられません。

この小ささこそが、半天狗の最大の武器だったのかもしれません。

本体の首を斬らない限り半天狗を倒すことはできない

半天狗の分身たちは、首を斬られても再生し続けます。

それは本体が生きている限り、分身が再生を繰り返すからなのです。

つまり本体の首を斬らない限り、半天狗を倒すことはできないのですね。

しかし本体は巧みに身を隠しているため、首を斬るのはなかなか難しい。

本体の首を斬ることが、半天狗討伐の最大の難関だったのです。

炭治郎たちは分身との戦いの中で、必死に本体を探し出し、首を斬らねばならなかったのですね。

半天狗との戦いで活躍した鬼殺隊メンバー

引用：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

半天狗との戦いでは、鬼殺隊のメンバーたちが大活躍しました。主な活躍者とその活躍内容は以下の通りです。

それでは、鬼殺隊メンバーたちの活躍を詳しく見ていきましょう。

炭治郎と禰豆子は半天狗の分身たちとの激闘

炭治郎と禰豆子は、半天狗の分身たちと命がけの戦いを繰り広げました。

分身たちは強力な能力を使って、炭治郎たちを翻弄します。

しかし炭治郎は水の呼吸を使って懸命に立ち向かい、禰豆子は血鬼術で分身を攻撃。

力を合わせた兄妹は、過酷な戦いに挑み続けたのです。

霞柱・時透無一郎は分身との戦いで重傷を負う

霞柱・時透無一郎は半天狗の分身と戦うも、重傷を負ってしまいます。

時透は霞の呼吸を使って分身に立ち向かったのですが、分身の強力な攻撃に身体を貫かれてしまったのです。

重傷を負いながらも最後まで戦い抜く時透の姿は、仲間たちに勇気を与えました。

時透の負傷は半天狗討伐の障害となりましたが、仲間たちの団結でそれを乗り越えたのです。

恋柱・甘露寺蜜璃は痣の発現で分身を食い止める

恋柱・甘露寺蜜璃は、半天狗の分身との戦いの中で、痣を発現させました。

痣の力で甘露寺の戦闘能力は飛躍的に向上。恋の呼吸を使って分身たちの攻撃を食い止めたのです。

これによって炭治郎たちは、半天狗本体への集中攻撃が可能になりました。

甘露寺の活躍なくして、半天狗討伐は成し遂げられなかったでしょう。

不死川玄弥は半天狗討伐の切り札となる南蛮銃を携えて参戦

不死川玄弥は、半天狗討伐の切り札となる南蛮銃を携えて戦いに加わりました。

南蛮銃で半天狗本体の動きを止めることに成功した玄弥。

これによって炭治郎たちは、本体への攻撃のチャンスをつかむことができたのです。

玄弥の参戦なくして、半天狗討伐は実現しなかったかもしれません。

まさに玄弥は、半天狗討伐の影の立役者だったと言えるでしょう。

半天狗の最期と彼の人間だった過去

引用：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

鬼殺隊との戦いの末、半天狗は炭治郎によって討伐されました。しかし半天狗の最期と、人間だった過去には、重要な秘密が隠されていたのです。

それでは、半天狗の最期と過去について、詳しく見ていきましょう。

半天狗本体は炭治郎に首を斬られ消滅していく（動画ネタバレあり）

炭治郎によって首を斬られた半天狗本体は、悲鳴を上げながら消滅していきました。

最期まで自分は被害者だと主張する半天狗でしたが、炭治郎はそれを否定します。

半天狗は自らの罪を認めることなく、消えていったのです。

半天狗の最期は、歪んだ人格を象徴するものだったと言えるでしょう。

最期の走馬灯で半天狗の人間時代の記憶が明らかに

半天狗が消滅する直前、彼の人間時代の記憶が走馬灯のように蘇ります。

その記憶によって、半天狗の醜い人間性が明らかになったのです。

人間時代、半天狗は盲目のふりをして人々から同情を得ていました。

そしてその同情を利用して、彼らから物を盗んだり、殺人を犯していたのです。

半天狗は人間時代から被害者意識が強く歪んだ人格だった

半天狗は人間時代から、被害者意識が非常に強い人物でした。

自分の罪を棚に上げ、被害者のふりを続ける。そんな歪んだ人格の持ち主だったのです。

盲目を装い人を騙し、犯罪を繰り返す半天狗。しかし自分の行動に罪悪感は微塵も感じていません。

そんな半天狗の人格は、鬼になっても変わることはありませんでした。

鬼となった半天狗もまた、自分を被害者だと思い込み続けたのです。

半天狗の最期は、彼の歪んだ人格そのものだったのかもしれません。

人間時代からの被害者意識が、半天狗を最後まで蝕んでいたのですね。