善逸のじいちゃん（桑島慈悟郎）はなぜ死んだ？元鳴柱の過去も解説！

慈悟郎が切腹を決意したのは、弟子の獪岳が鬼になってしまったから。

雷の呼吸の使い手から鬼を出した責任を取るつもりだったのです。

そこで今回は、桑島慈悟郎が切腹した経緯と、最期まで善逸を見守り続けた慈悟郎の愛情について紹介します！

善逸のじいちゃん（桑島慈悟郎）とは？元鳴柱だった過去

善逸のじいちゃんこと桑島慈悟郎は、鬼滅の刃に登場する重要人物です。

彼は善逸の育手であり、かつては鬼殺隊最強の剣士の一人でした。

以下の3つの点から、桑島慈悟郎という人物像に迫ります。

• 桑島慈悟郎の基本プロフィール
• 鬼殺隊最強の称号を持つ元鳴柱だった
• 35歳の時に片足を失い、義足となって引退

桑島慈悟郎の過去を知ることで、善逸との絆の深さがより理解できるでしょう。

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

桑島慈悟郎の基本プロフィール

桑島慈悟郎は、左目の下に古傷がある厳めしい面構えの老人です。

善逸からは「じいちゃん」と慕われ、「育手」という鬼殺隊の育成に努めています。

プロフィールは以下の通りです。

桑島慈悟郎は言動こそ峻烈ですが、根は優しい人物。善逸のことを叱咤激励しつつも、内心では彼の成長を願っていました。

鬼殺隊最強の称号を持つ元鳴柱だった

桑島慈悟郎は、かつて 「鳴柱」 と呼ばれる鬼殺隊最高位の剣士の一人でした。

弟子の獪岳いわく、「鬼殺隊最強の称号を貰った人」。幾多の鬼との戦いを潜り抜けてきた実力者です。

鳴柱とは雷の呼吸の使い手が就く称号。桑島慈悟郎は雷の呼吸を極め、鬼殺隊随一の剣の腕前を誇っていたのです。

35歳の時に片足を失い、義足となって引退

しかし、そんな桑島慈悟郎も35歳の時、ある事件をきっかけに現役を退くことになります。

鬼との戦いで右足の膝から下を喪失。義足となり、鳴柱を引退したのです。

雷の呼吸は高速の体捌きとそこからの抜刀術が基本。足を失ったことで、もはや第一線で戦うことは叶わなくなってしまいました。

• 35歳の時、鬼との戦いで右足を失う
• 義足となり、鳴柱の座を退く
• 現役引退後は育手として後進の指導に努める

ただ、引退後も鬼殺隊に関わり、「育手」として次世代の剣士育成を担っていきます。

桑島慈悟郎にとって、弟子たちの成長が何よりの生きがいだったのかもしれません。

「できないことよりもできることを磨け！極限の極限まで磨け！」

これが、善逸に向けた桑島慈悟郎の教えでした。

善逸のじいちゃん（桑島慈悟郎）は切腹により死亡

善逸のじいちゃんこと桑島慈悟郎は、最終的に切腹により命を絶ちました。

その理由と慈悟郎の人となりを、以下の3つの観点から見ていきましょう。

• 雷の呼吸の使い手から鬼を出したことによる切腹
• 最期まで善逸を信じ、見守り続けた慈悟郎
• 善逸に「極限まで叩き上げた」慈悟郎の深い愛情

慈悟郎の死の真相を知ることで、善逸との絆の深さがより理解できるはずです。

一つずつみてみましょう。

雷の呼吸の使い手から鬼を出したことにより切腹

桑島慈悟郎が切腹した理由は、弟子の一人である獪岳が 鬼になってしまったことでした。

慈悟郎は雷の呼吸の使い手であり、その流派から鬼を出してしまったことに強い責任を感じたのです。

慈悟郎にとって、鬼を生み出したことは師匠としての責務を果たせなかったこと。その贖罪として命を絶つことを選んだのでしょう。

最期まで善逸を信じ、見守り続けた

桑島慈悟郎は最期の瞬間まで、弟子の善逸のことを想い続けていました。

慈悟郎は善逸の才能を誰よりも信じ、彼なりのペースで成長することを見守っていたのです。

善逸が慈悟郎の死を知ったのは修行中のこと。その際、慈悟郎が残した言葉が善逸の胸に深く刻まれます。

厳しくも優しい慈悟郎の言葉は、臆病な善逸にとって何よりの支えでした。

最期まで弟子を想い、見守り続けた慈悟郎。彼の愛情は善逸の心の支柱となり、前へと導いていくのです。

善逸に「極限まで叩き上げた」慈悟郎の愛情

桑島慈悟郎の指導は鬼殺隊随一の厳しさで知られていました。

泣き叫びながら逃げ出す善逸を容赦なく引き戻し、雷のような形相で怒鳴りつける。それが慈悟郎流の愛情表現だったのです。

慈悟郎が善逸に注いだ愛情は、以下のようなものでした。

「できないことよりもできることを磨け」「極限の極限まで磨け」。これが慈悟郎の口癖であり、教えでした。

善逸への指導は厳しいものでしたが、それは彼を立派な剣士に育て上げるため。慈悟郎の愛情は、善逸の力を最大限に 引き出す原動力 となったのです。

善逸のじいちゃん（桑島慈悟郎）が育てた2人の弟子・善逸と獪岳

桑島慈悟郎は、善逸と獪岳の2人の弟子を育てました。

慈悟郎は2人の才能を見抜き、次代の鳴柱として期待を寄せていたのです。

以下の3つの点から、慈悟郎の弟子である善逸と獪岳を解説していきますね。

• 善逸は雷の呼吸の壱ノ型しか使えなかった
• 獪岳は壱ノ型以外の全ての型を使いこなした
• 慈悟郎は2人を雷の呼吸の共同後継者と考えていた

善逸は雷の呼吸の壱ノ型しか使えなかった

善逸は、雷の呼吸の 「壱ノ型」しか使えない 剣士でした。

慈悟郎の指導の下、懸命に修行に励んだものの、他の型を習得することはできませんでした。

慈悟郎は、善逸に何度も同じ型の修行を課しました。

「壱ノ型をもう一度！」

「できるまで帰るな！」

「極限まで叩き上げ、誰よりも強靭な刃になれ！」

じいちゃんの言葉

厳しい言葉をかけながらも、慈悟郎は善逸の才能を信じて疑いませんでした。

壱ノ型だけでも極めれば立派な剣士になれると、善逸を励まし続けたのです。

ひとつの技を鍛え抜いた結果、善逸は獪岳との最後の戦いで「雷の呼吸漆ノ型 火雷神」を発動させます。

獪岳は壱ノ型以外の全ての型を使いこなした

一方、善逸の兄弟子である獪岳は 壱ノ型以外の全ての型を習得 していました。

獪岳は努力家で、慈悟郎の教えをすぐに吸収する優秀な弟子でした。

慈悟郎は獪岳の才能を見抜き、手厚く指導しました。

獪岳は慈悟郎の期待に応え、めきめきと腕を上げていったのです。

獪岳が鬼になった理由と善逸との最終決戦はこちら

慈悟郎は2人を雷の呼吸の共同後継者と考えていた

慈悟郎は当初、善逸と獪岳の 2人を雷の呼吸の共同後継者にしようと考えていました。

壱ノ型しか使えない善逸と、壱ノ型以外を使う獪岳。2人の長所を合わせれば申し分ない後継者になると慈悟郎は考えたのです。

しかし、物語が進むにつれ、2人の仲は次第に悪化。

獪岳は鬼となり、慈悟郎は切腹。その怒りから善逸は獪岳を倒すことを決意。

慈悟郎の夢は儚くも散ってしまったのです。

桑島慈悟郎と鱗滝左近次は同時期に柱として活動していた可能性が高い

桑島慈悟郎と鱗滝左近次は、同じ時期に 柱として活動していた可能性が高い です。

慈悟郎が鳴柱を務めていた時期と、鱗滝が水柱だった時期が重なっているためです。

物語の時系列でいうと、

• 慈悟郎が鳴柱を引退したのは35歳の時
• 当時の鱗滝は既に水柱を務めていたと推測される
• 2人とも、同じ頃に柱として活躍していたのでは？

といった具合です。

慈悟郎と鱗滝、同時期に柱として切磋琢磨し合っていたであろう2人。

実は最終話の最後に2人で将棋をうっている姿があるんですよ。2人が同時に描写されるシーンは最終話が最初で最後なんです

善逸のじいちゃん（桑島慈悟郎）に関する気になる疑問

善逸のじいちゃんこと桑島慈悟郎の死に関しては、多くの謎が残されています。

ここでは、よく議論される3つの疑問に迫ります。

• 善逸のじいちゃんの死亡時期
• 善逸の兄弟子が鬼になった理由
• 善逸の兄弟子が寺を追い出された理由

桑島慈悟郎の最期と弟子たちの過去を紐解くことで、彼の人となりがより深く理解できるでしょう。

善逸のじいちゃんはいつ死んだの？

引用：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

善逸のじいちゃんこと桑島慈悟郎が死亡したのは、 善逸が柱稽古中の事でした。

慈悟郎の死は善逸が岩柱・悲鳴嶼行冥の元で修行中にチュン太郎（善逸のかすがいガラス）から伝えられましたね。

※漫画では16巻 135話「悲鳴嶼行冥」

よく喋る善逸ですが、しばらく無言になり、炭治郎からも「別人のようだ」とただならぬ雰囲気を出していました。

善逸にとって、最も大切な人を失った悲しみは計り知れませんね。

善逸の兄弟子（獪岳）が鬼になった理由は？

獪岳が鬼になった理由は複雑に絡み合っています。 黒死牟に脅されたこと、善逸への嫉妬心、生存への執着が重なったのです。

獪岳は任務中に黒死牟と出会い、太刀打ちできませんでした。命乞いをした獪岳に、黒死牟は鬼になることを勧めたのです。

恐怖心や生き残りたい思い、強さを求める気持ちから、獪岳は黒死牟の血を飲んで鬼になりました。

一方で、獪岳は雷の呼吸の壱ノ型を習得できず、それを使える善逸に嫉妬していました。

弱虫の善逸を見下しており、師匠の桑島が2人を平等に扱うことにも不満を抱いていたのです。

さらに、獪岳は過酷な幼少期を過ごしたことで、生き残ることへの執着が非常に強くなっていました。

鬼になってでも生き延びたいという信念から、鬼の道を選んだのでしょう。

つまり、獪岳は鬼になることで強さを手に入れ、善逸を超えられると考えたのです。

善逸の兄弟子（獪岳）が寺を追い出された理由は？

獪岳が寺を追い出されたのは、寺のお金を盗んだからです。

寺の金を盗んだことが発覚し、仲間から裏切り者とみなされたのです。

お金を盗んだ理由は明かされていませんが、それを知った他の子供たちは激怒しました。

よってたかって獪岳を責め立て、寺から追放することを決めたのです。

獪岳は夜に一人で追い出され、その際に鬼と遭遇したのです。

そしてあろうことか、自分を守るため、寺に残る子どもたちと悲鳴嶼を鬼に差し出します。結果さよを残し子供ら全滅。

最悪やな。

まとめ 善逸のじいちゃん（桑島慈悟郎）はなぜ死んだ？元鳴柱の過去も解説！

今回は、我妻善逸のじいちゃんである桑島慈悟郎の死因と、彼の雷の呼吸の使い手としての活躍について紹介しました！

弟子の獪岳が鬼になってしまったことで、慈悟郎は責任を感じて切腹しました。

彼は雷の呼吸の使い手であり、その流派から鬼を出したことが、死を選ぶ理由となったのです。

• 鬼殺隊最強の剣士として活躍した過去
• 義足となって現役を退いた後も後進を指導
• 善逸のために極限まで叩き上げた愛情

鳴柱を務め、鬼殺隊最強とも称された慈悟郎。

晩年は義足となりながらも、弟子の指導に情熱を注ぎ続けた師匠でした。

善逸を叱咤激励しつつ、最期まで彼の才能を信じ抜いた慈悟郎。

その愛情は、善逸の心に深く刻まれているのでした。