【鬼滅の刃】玉壺（上弦の伍）の死亡・最後のシーンを解説

鬼滅の刃の中で、上弦の伍（玉壺）の死亡シーンは心に残る展開でしたよね。

今一度今回は玉壺の最期のシーンの詳細や、玉壺の使う血鬼術・特殊能力について紹介します！

玉壺の最後はどうなった？死亡シーンを解説

引用：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

玉壺は時透無一郎との戦いの末、最後は斬首され死亡しました。

玉壺の最終形態の特徴や弱点、無一郎の覚醒などが最後の戦いの行方を左右しました。

以下の3点から、玉壺の死亡シーンについて詳しく見ていきましょう。

• 時透無一郎の霞の呼吸「朧」で斬首され死亡
• 玉壺は最終形態まで追い込まれるも力尽きた
• 玉壺の最後の言葉や行動

玉壺の最期は、鬼滅の刃のストーリーにおいて重要な意味を持つシーンです。

時透無一郎の霞の呼吸「朧」で斬首され死亡（※動画ネタバレ含む）

玉壺は時透無一郎との死闘の末、霞の呼吸「朧」によって斬首され命を落としました。

無一郎の 霞の呼吸「朧」は予測不能な動きを生み出す奥義 であり、玉壺の防御を突破するのに有効でした。

無一郎は昔の記憶を思い出を取り戻したことで、剣士としての力を完全に覚醒させました。額に浮かび上がった痣により、身体能力と反射神経が大幅に向上。さらに、独自に編み出した霞の呼吸「朧」を自在に操れるようになったのです。

これらの要因が重なり、玉壺の防御を突き崩すことに成功。最後は首を斬り落とし、玉壺を倒すことができたのでした。

玉壺は最終形態まで追い込まれるも力尽きた

玉壺は無一郎との戦いの中で、徐々に追い詰められ、ついには最終形態を取ることとなりました。

しかし、最終形態になっても無一郎の攻撃に耐えきれず、 防御力を誇る鱗を突き破られ、力尽きてしまいます。

玉壺は無一郎との死闘で、次第に疲弊していきました。そして、万全の状態で最終形態に移行できなかったのです。無一郎の執拗な攻撃を受け続け、徐々に体力と集中力が削がれていったのでしょう。

また、玉壺は最終形態に変化する際、大量の血を使用します。この工程自体が、玉壺にとって大きな負担となったと考えられます。

さらに玉壺は最期の場面で、人間だった頃の記憶を思い出したようでした。己の罪への後悔といった感情が心をよぎり、わずかに隙ができてしまったのかもしれません。

こうして、無一郎の前に力尽き、玉壺は討たれたのでした。

玉壺の最期の姿と言葉

玉壺は最後まで自分の芸術観にこだわり続けていました。

時透無一郎との戦いの中で、玉壺は「本気」の姿を見せ、自分は「至高の芸術家」だと思い込んでいました。

玉壺は以下のような言動を見せています。

玉壺は最期まで自分の「芸術」にこだわり続けました。しかし結局、時透無一郎の真の強さを理解できぬまま、敗れ去ったのです。

玉壺vs時透無一郎の最期の戦いを振り返る

引用：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

玉壺と時透無一郎の最後の戦いは、鬼滅の刃のストーリーの中でも屈指の激闘と言えるでしょう。

鍔迫り合いの攻防や、予想外の展開の連続に目が離せません。二人の戦いを振り返ってみましょう。

• 水獄鉢で無一郎を優位に立たせるも逆転される
• 玉壺vs無一郎の悪口合戦に
• 玉壺は霞の呼吸の奥義を見破れず無一郎に敗北

上弦の陸・玉壺と霞柱・時透無一郎。互いに一歩も譲らぬ戦いは、最後の最後まで目が離せませんでした。

水獄鉢で無一郎を優位に立たせるも逆転される

玉壺は得意の血鬼術「水獄鉢」で無一郎を翻弄し、一時は優位に立ちます。

水獄鉢の特性上、 無一郎は呼吸を封じられ、身動きが取れない状態に陥ってしまいました。

無一郎は水獄鉢に閉じ込められ、身動きが取れなくなります。粘り気の強い液体に絡めとられ、そこから抜け出すのは容易ではありませんでした。おまけに呼吸を阻害されてしまい、得意の技を繰り出すこともできません。

しかし、ピンチの中で無一郎は過去の記憶を取り戻します。同時に額に「痣」が浮かび上がり、瞬く間に水獄鉢から脱出することに成功したのでした。

こうして形成は一変し、無一郎が優位に立つこととなります。

玉壺vs無一郎の悪口合戦に

無一郎が覚醒し、記憶を取り戻すと、戦いの様相は一変しました。

なんと、激闘の最中に 玉壺と無一郎による悪口の応酬が繰り広げられるのです。

無一郎は玉壺の歪んだ美意識を、容赦なく批判します。それに対し、玉壺は激昂。ついには口汚い悪口で無一郎を罵倒するようになったのです。

普段は冷静沈着な玉壺ですが、自らの芸術を否定されたことで、感情的になってしまったのでしょう。対する無一郎も、記憶を取り戻した後は毒舌家と化しています。

互いに高い知性を持つ者同士、言葉による心理戦を挑んだのかもしれません。

こうして、刃と刃による戦いだけでなく、言葉の応酬までもが交わされる、異様な光景が展開されたのでした。

玉壺と無一郎の悪口合戦を見たい方は以下の記事をご覧ください。

玉壺は霞の呼吸の奥義を見破れず無一郎に敗北

激闘の末、玉壺は無一郎の新たな奥義の前に敗れ去りました。

無一郎が編み出した 霞の呼吸「朧」の神速の動きを、玉壺は捉えることができなかったのです。

無一郎の新技「朧」は、自在に方向を変える、予測不可能な動きが特徴です。神速の連撃は、玉壺の目にもとらえられないほど。規則性のない攻撃に、玉壺は翻弄されてしまいました。

玉壺は当初、無一郎の実力を過小評価していました。ところが蓋を開けてみれば、無一郎の成長速度は予想をはるかに超えるものだったのです。

結果として玉壺は無一郎を倒しきれず、逆に首を斬られることとなります。

まさか無一郎にここまで追い詰められるとは…玉壺も予想外だったんじゃないかな。舐めてかかった の最後の最後で、しっぺ返しを食らった感じだね。

玉壺の死亡シーンが描かれた漫画やアニメを紹介

玉壺の死亡シーンは、漫画「鬼滅の刃」とそのアニメ版で印象的に描かれています。

ここでは、玉壺の最期が描かれた作品を紹介しましょう。

• 漫画「鬼滅の刃」14巻で玉壺の死亡シーンが描かれる
• アニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編で玉壺の最期が描写

玉壺の死亡シーンは、原作漫画とアニメで表現方法に違いがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

漫画「鬼滅の刃」14巻で玉壺の死亡シーンが描かれる

玉壺の死亡シーンは、漫画「鬼滅の刃」14巻で描かれています。

無一郎との激闘の末、ついに 玉壺は首を斬り落とされ、命を落とします

玉壺と無一郎の戦いは12巻から始まりますが、14巻でついに決着がつきます。互いの全力をぶつけ合った末、無一郎が勝利を収めるのです。

14巻では、玉壺の最終形態「玉壺融合獣神化」や、無一郎の覚醒が描かれています。それぞれが最強の力を披露し、読者を驚かせました。

そして玉壺の敗北は、物語の重要な分岐点となります。上弦の陸が倒れたことで、鬼殺隊は士気が高まり、無惨討伐に向けて大きく前進したのです。

漫画では、激闘の末に玉壺が斬首されるシーンが、迫力のある画で描かれていますよ。

アニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編で玉壺の最期が描写

玉壺の死亡シーンは、アニメ「鬼滅の刃」でも印象的に描かれています。

刀鍛冶の里編第10話「切り裂く鎌」にて、 玉壺の最期の姿が映し出されます。

アニメでは、原作漫画の名シーンが忠実に再現されています。無一郎の神速の剣捌きや、玉壺の巨大な姿など、動画になることで迫力が増しているのです。

BGMや声優の演技にも注目です。緊迫感のあるシーンでは、音楽が盛り上げる役割を果たしています。玉壺役の関智一氏の演技も秀逸で、最期の場面では感情がこもった声が印象的でした。

アニメでは玉壺の表情も細かく描写されており、最期の心情が丁寧に描かれています。己の非道を悔いるような描写もあり、玉壺のキャラクターに深みを与えているのです。

このように、アニメ版の玉壺の死亡シーンは、原作の良さを活かしつつ、映像ならではの演出で魅力を引き立てています。

ぜひ漫画とアニメ、両方のシーンをチェックして、玉壺の最期を追体験してみてくださいね。シーンの細部まで作り込まれてるから、何度見ても新しい発見があるはずだよ。

玉壺の血鬼術と能力を解説

引用：吾峠呼世晴/鬼滅の刃/集英社

玉壺は多彩な血鬼術を操る、強力な鬼です。

ここでは、玉壺の代表的な血鬼術と能力を解説しましょう。

• 玉壺の血鬼術一覧
• 玉壺の特殊能力

玉壺の血鬼術は、水や魚をモチーフにしたものが多いですね。その能力を詳しく見ていきましょう。

玉壺の血鬼術一覧

血鬼術名	効果
千本針 魚殺（せんぼんばり ぎょさつ）	壺から金魚が現れ、毒針を飛ばす。毒により体が動かなくなる
水獄鉢（すいごくばち）	粘度の高い水で相手を閉じ込め、全集中の呼吸を封じる
蛸壺地獄（たこつぼじごく）	巨大なタコの足で相手を捕らえて締め上げる。刃が通りにくい
陣殺魚鱗（じんさつぎょりん）	真の姿で使用。硬い鱗を纏い、高速で広範囲を飛び回る
神の手（かみのて）	真の姿で使用。触れたものを全て魚に変化させる
一万滑空粘魚（いちまんかっくうねんぎょ）	1万匹の鋭い牙を持つ魚を生み出し、攻撃。魚の体液は経皮毒

各血鬼術は非常に強力で、特に真の姿で使用する「陣殺魚鱗」と「神の手」は即死級の威力を持っています

玉壺の特殊能力

玉壺死亡に関する気になる疑問

玉壺の死をめぐっては、まだまだ謎が多く残されています。

ここでは、玉壺の死に関する3つの気になる疑問を取り上げましょう。

• 玉壺の人間時代は？
• 玉壺の元ネタは何ですか？
• 玉壺の手は何本？

玉壺という奇怪なキャラクターの素性に、迫ってみたいと思います。

玉壺の人間時代は？

玉壺は鬼となる以前、人間として生きていた時代があったようです。

その頃の玉壺について分かっている情報は 限られていますが、異常性がすでに表れていたよう ですね。

玉壺の人間時代の様子は以下の通りです。

玉壺の本名「益魚儀」には、「人の役に立つ行いをしてほしい」という願いが込められていたそうです。しかし彼の行動は、その期待とは真逆のものでした。魚の死骸を集めたり、異種の魚を無理矢理縫い合わせたりと、常軌を逸したことを繰り返していたのです。

挙げ句の果てには、自分をからかいに来た村の子供を殺害。遺体を壺に詰め込むという凄惨な行為に及んでいます。

事件の詳細は分かりませんが、この頃から玉壺の精神は異常をきたしていたのでしょう。そして鬼となった後も、この歪んだ価値観は受け継がれていくことになります。

玉壺の人間時代について詳しいことは分かりませんが…相当ヤバい奴だったことは間違いなさそうだね。人間のときからあそこまで ぶっ飛んでたら、鬼になった途端どうなっちゃうか…想像するだけでゾッとするよ。

玉壺の元ネタは何ですか？

「鬼滅の刃」に登場する鬼たちには、現実の病気や伝承がモデルになっているものが多いと言われています。

では玉壺の場合、 元ネタになったのはアメーバ赤痢である可能性が高い ようですね。

玉壺の代表的な血鬼術と言えば、水生動物を操ったり、液体状の物質で相手を翻弄したりするものが目立ちます。一方、アメーバ赤痢は不衛生な水を介して感染が広がる病気として知られています。玉壺の能力とアメーバ赤痢の感染経路には、水という共通項があるわけです。

アメーバ赤痢説を裏付ける伏線は他にもあります。玉壺が生前、魚の死骸を収集していたというのもそのひとつ。腐敗した魚を媒介にアメーバ赤痢が感染することを、匂わせているのかもしれません。

他の上弦の鬼のモデルはこんな感じ

上弦の鬼	モデルとなった病気
壱の鬼 黒死牟（こくしぼう）	黒死病（ペスト）
弐の鬼 童磨（どうま）	天然痘（痘瘡）
参の鬼 猗窩座（あかざ）	赤痢
肆の鬼 半天狗（はんてんぐ）	半身不随
伍の鬼 玉壺（ぎょっこ）	狂犬病
陸の鬼 堕姫（だき）・妓夫太郎（ぎゅうたろう）	梅毒

玉壺の手は何本？

玉壺の特徴と言えば、なんと言っても複数の腕を持つ異形の姿ですよね。

その数、作中では 明らかに常人を超える5本以上 あることが分かっています。

玉壺が多数の腕を持つ理由としては、以下のようなものが考えられます。

玉壺の血鬼術「神の手」は、触れたものを魚に変えてしまう恐ろしい能力です。腕が多ければ多いほど、一度に大量の物を変えることができるでしょう。つまり、玉壺にとって腕の数は「神の手」の性能に直結しているわけです。

また単純に、腕が多ければ格闘戦での選択肢が広がります。攻撃や防御の幅が増えるため、強敵との戦闘を有利に進められるはずです。上弦の鬼である玉壺にとって、腕の数は戦闘力に直結する要素なのかもしれません。

一方で多数の腕には、玉壺なりの美的表現が込められているとも考えられます。自称「至高の芸術家」である彼にとって、異形の姿はまさにアートそのもの。常人には理解し難い感覚ですが、玉壺の価値観を体現したものなのでしょう。

このように腕の数は、玉壺のキャラクター性を象徴する重要な要素となっているのです。bizarre（ビザール）とは、まさに玉壺のためにある言葉だと言えるかもしれません。ホラー映画に出てきそうな見た目だけど、それもまた玉壺の魅力の一つだよね。

【まとめ】玉壺（ぎょっこ）の最後は無一郎との死闘で力尽き、霞の呼吸に斃れる

鬼滅の刃に登場する玉壺の最期のシーンについて、解説しました。

鮮烈な戦いの末、玉壺は時透無一郎の霞の呼吸奥義「朧」により首を斬られ、息絶えました。

最終形態の大魚のような禍々しい姿で無一郎を追い詰めるも、力及ばず敗北。

玉壺の最期は原作漫画14巻とアニメ「刀鍛冶の里編」で印象的に描かれています。

かつては人間だった玉壺。その死は、鬼の悲しい宿命を物語っていました。

鬼滅の刃の世界観の奥深さを、玉壺の最後から感じ取ってみてくださいね。