
ダンまちのヘディンって、なんで裏切ったの? 意味が分からなくて…

そうですね。フレイヤ・ファミリアの幹部なのに裏切るなんて、最初は理解に苦しみますが、ベルは気づいていましたね。
実は、ヘディンの裏切りには深い愛情と忠誠心が隠されていたんです。
フレイヤへの真の忠誠を貫くため、むしろ裏切らざるを得なかったという複雑な展開があったんです。
白妖精の賢王として生まれ、フレイヤに救われた過去を持つヘディンだからこそ、できた決断だったんですよ。
改めて、本記事では以下の内容を解説しますね。
本記事で解説する内容
- ダンまちのヘディンはなぜ裏切ったの?
- ヘディンの目的は何だったのか?
- ヘディンの正体や過去を知りたい
ヘディンの行動の真相をどうぞ。

『ダンまち』ヘディンの裏切りの目的を徹底解説

ヘディンの裏切りの真相について、以下の観点から詳しく解説します。
この章で解説
- 裏切りの目的はフレイヤの本心を解放するため
- そのためには派閥大戦での敗北が必要だった
- ベルに期待してた
裏切りの目的はフレイヤの本心を解放するため
ヘディンは、フレイヤの真の願いを最初から見抜いていました。
フレイヤの本心は「女神であることをやめ、一人の町娘として生きたい」というものでした。
しかし、フレイヤ自身がその気持ちを認めることができずにいました。
ヘディンは、フレイヤの幸せのためには、彼女が本心を認める必要があると考えていたのです。
フレイヤの眷属たちが盲目的に従う中で、ヘディンだけが彼女の真の望みに気づいていたというのは、なんとも皮肉な展開でしたね。
そのためには派閥大戦での敗北が必要だった
ヘディンは、フレイヤ・ファミリアの敗北こそが、フレイヤを解放する唯一の道だと判断しました。
派閥大戦では、最初から【ヘスティア・ファミリア】側に寝返るつもりで、背水の陣を敷いて戦略を練りました。
ヘディンの判断は、「自分の思い通りにならないものを、自分の力で手にする」ことでフレイヤの目的が達成されるという考えに基づいていました。
この作戦は見事に成功し、フレイヤは最終的に「私は女神をやめたい!みんなの側でシルでいたい!!」と本心を叫ぶことができました。
ヘディンなりに考え抜いた末の苦渋の決断だったのです。
ベルに期待してた
ヘディンは、フレイヤの本心を認めさせることができるのはベルしかいないと確信していました。
そのため、最後の戦いでは重傷を負いながらも、残りの精神力全てを注ぎ込んで魔法【ラウルス・ヒルド】をベルに付与しました。
この魔法は、術者自身には使用できず、認めた者にしか使えない魔法でした。
行け、馬鹿弟子
この言葉とともに、ヘディンはベルに全てを託したのです。
最終的にベルはオッタルを打倒し、ヘディンの期待に応えて「及第点だ。馬鹿弟子」という評価を得ることができたのです。

師匠ありがとうございます。
ヘディンにはどんな過去があった?正体を解説

フレイヤ・ファミリアの参謀として活躍するヘディンの過去と正体について、以下の観点から解説します。
この章で解説
- 白妖精として誕生した
- 白妖精側のリーダーとして「賢王」と呼ばれていた
- フレイヤに孤島をぶっ壊されフレイヤファミリアに加入
- フレイヤに最も信頼された側近の一人
白妖精として誕生した
ヘディン・セルランドは、孤島ヒャズニングの白妖精(ホワイトエルフ)として生を受けました。
身長177センチメートル、年齢77歳の白妖精で、金髪が特徴的な容姿の持ち主です。
現在はレベル6の第一級冒険者として、二つ名「白妖の魔杖(ヒルドスレイヴ)」の名で知られています。
黒妖精のヘグニとは因縁の仲で、二人合わせて「白黒の騎士」「最凶の魔法剣士」と呼ばれています。
魔法剣士としての実力は都市一を誇り、魔力の制御と運用は随一です。
白妖精側のリーダーとして「賢王」と呼ばれていた
ヘディンは王族ではありませんでしたが、その卓越した能力から「賢王」として祭り上げられました。
愚かしいと感じながらも、与えられた責務を全うし、黒妖精側の「戦王」ヘグニを宿敵として戦い続けました。
頭脳明晰な指揮官として、現在でもフレイヤ・ファミリアの参謀を務めています。
作中屈指の戦略家フィンも、ヘディンとの戦略戦なら10回中4回は負けると評価しています。
その実力は副団長にも相応しいものでしたが、プライドの高さから自ら辞退した過去があります
フレイヤに孤島をぶっ壊されフレイヤファミリアに加入
フレイヤは、ヘディンたちを酷使する国のあり方を醜いと感じ、ヒャズニングを崩壊させました。
この出来事は、ヘディンを「王」の呪縛から解放する転機となりました。
生き残ったヘグニとともに、解放者であるフレイヤへの忠誠を誓ったんですよね。
フレイヤは破壊によりヘディンを「王」の呪縛から解放
ヘディンは派閥戦争で戦場を破壊し、フレイヤを「女神」の呪縛から解放
過去にフレイヤから貰った恩を、ヘディンは同じやり方でフレイヤを解放へ導いたのです。

これが、運命の巡りなのかもしれませんね。
フレイヤに最も信頼された側近の一人
フレイヤはヘディンの能力を高く評価し、有事の際は指揮を任せています。
他の幹部メンバーも、不満を隠さない面はありますが、その能力を認めています。
ヘディン自身は、適任者が他にいないから指揮を執っているだけと考えています。
時に協調性のない仲間たちの指揮に苛立ちを見せることもありますが、確かな実力で信頼に応えています。
ヘディンの強さや能力は?

フレイヤ・ファミリアの参謀ヘディンの実力について、以下の観点から解説します。
この章で解説
- レベル6の都市最強クラスの戦闘力
- 三大魔法による圧倒的な破壊力
- フィンと互角の戦略眼を持つ参謀
レベル6の都市最強クラスの戦闘力
ヘディンは、魔法剣士としてオラリオでも最高峰の実力を持っています。
基本アビリティは以下の通り。
能力値 | ランク | 数値 |
---|---|---|
魔力 | S | 943 |
器用 | A | 899 |
敏捷 | B | 737 |
力 | C | 622 |
耐久 | E | 411 |
魔力と器用さが特に際立っており、魔法の制御と運用は都市一を誇ります。
都市最強の魔導士リヴェリアをも上回る魔法持続力を持ち、超遠距離戦や白兵戦では彼女すら勝てないと認めています。
三大魔法による圧倒的な破壊力
ヘディンは3つの強力な雷魔法を操ります。
- カウルス・ヒルド:500メートル以上の射程を持つ高精度の雷弾
- ヴァリアン・ヒルド:階層主の上半身を呑み込む特大の雷撃
- ラウルス・ヒルド:アイズの付与魔法に匹敵する強化魔法
特にヴァリアン・ヒルドは、第一級冒険者の肉体すら塵も残さない破壊力を持ちます。
フィンと互角の戦略眼を持つ参謀
戦略面では、オラリオ最高の指揮官フィンと互角の実力を持っています。
フィン自身も認めるところで、10回戦えば4回はヘディンに負けると評価しています。
その戦略眼は、フレイヤからも全幅の信頼を得ており、有事の際は全ての指揮を任されます。
ただし、本人は「適任者が他にいないから仕方なく」と考えているようです。
関連記事:【ダンまち】フィンは死亡したの?戦闘シーンや活躍を振り返り
ヘディンに関する気になる疑問
ヘディンについて視聴者から寄せられる疑問について、以下の観点から解説します。
この章で解説
- ヘディンの声優は?
- ヘディンの裏切りに対してみんなの反応は?
- 派閥大戦後ヘディンはどうなった?
ヘディンの声優は?
島﨑信長さんがヘディンを演じています。
島﨑さんは、アニメ『ダンまち』の現場を「同窓会のような雰囲気」と表現しています。
ベル役の松岡禎丞さんとは同期で、他のキャストも10年以上同じキャラクターを演じている仲間たちばかりでした。
現場にはすんなりと溶け込み、まるで前からずっと出演していたかのような馴染み具合だったそうです。
島﨑さんは『ユアネーム。』や『フルーツバスケット』など、数々の人気作品で主要キャラクターを演じてきた実力派声優です。
ヘディンの裏切りに対してみんなの反応は?
2025年2月7日放送の第13話で描かれたヘディンの裏切りは、視聴者に大きな衝撃を与えました。
特にヘイズ・ベルベットは、エルフの戦士を信頼していただけに、その裏切りに強い衝撃を受けました。
ヘディンの行動は、フレイヤへの忠誠心から生まれた決断でした。
アレンら幹部たちからは制裁を受けることになりましたが、ヘディンは自らの行動を十分理解していたため、一発目は甘んじて受けたものの、二発目以降は反撃して大乱闘になったそうです。
結果として、この裏切りは連合軍に有利な展開をもたらし、物語の重要な転換点となりました。
派閥大戦後のヘディンはどうなった?
派閥大戦後、ヘディンはフレイヤ・ファミリアの裏切り者として制裁を受けることになりました。
アレンらからの制裁は最初の一発だけ受け入れ、その後は反撃して乱闘になったとされています。
豊穣の女主人での祝勝会では、気絶したベルの介抱を任され、給仕として働くシル(フレイヤ)の姿を見守りました。
その後は、ヘスティア・ファミリアの護衛を陰から行い、特に春姫とリューを狙う刺客の排除や、ベルの護衛活動を密かに続けています。
【まとめ】ダンまちのヘディンは真の忠誠心から裏切りを選んだ
項目 | 内容 |
---|---|
裏切りの目的 | フレイヤの本心を解放するため |
真の狙い | 派閥大戦での敗北を通じてフレイヤを解放 |
正体 | ヒャズニングの白妖精の賢王 |
戦闘力 | レベル6・三大魔法使い |
ヘディンの裏切り行為は、フレイヤへの深い愛情と忠誠心から生まれた究極の選択でした。
フレイヤが「一人の町娘として生きたい」という本心を持っていることを見抜いていたヘディンは、その想いを解放するために敢えて裏切りという道を選びました。
白妖精の賢王として生まれ、フレイヤによって解放されたヘディンだからこそ、主の本当の幸せを願う決断ができたのです。
最後にベルへラウルスヒルドを託したのも、フレイヤの本心を引き出せるのは彼しかいないと確信していたからでした。
レベル6の実力者であり、三大魔法を操る参謀として知られるヘディンですが、その行動の全ては主であるフレイヤへの忠誠心に基づいていたのです。
