【青の祓魔師】アニメがひどいと言われる理由は？結局面白くないのか

青の祓魔師アニメのひどいと言われる理由や、評価が分かれる理由には明確な原因があるんです。

青の祓魔師は原作ファンからの支持が高い人気作品ですが、アニメ化の過程でいくつかの問題が発生しました。

特に1期と2期の繋がりの不自然さや、アニメオリジナル展開の多さが視聴者を混乱させた経緯があります。

一方で、独特の世界観や魅力的なキャラクター、家族の絆を描くストーリーなど、高く評価されている点も多いのが事実です。

この記事では、両方の視点から青の祓魔師アニメの評価を詳しく解説していきます。

「ひどい」と評価する声の背景を知り、同時に多くのファンが魅了される理由も分かれば、作品に対する見方も変わるかもしれませんよ。

どんな角度から青の祓魔師を楽しむのがベストなのか、一緒に探っていきましょう。

青の祓魔師がひどいと言われる4つの理由は？

青の祓魔師がひどいと言われる理由について、以下の4つのポイントから詳しく解説します。

それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

アニメオリジナルストーリーが多すぎて原作ファンが失望した

青の祓魔師のアニメは、原作漫画との違いが大きすぎて多くの人が失望しました。

特に第1期では、原作とは異なるオリジナルストーリーが多数展開され、原作の魅力が損なわれたという声が多く聞かれています。

原作を忠実に再現せず、アニメにオリジナル要素を入れすぎたことで原作の世界観を壊してしまい、それが炎上の原因となりました。

アニメオリジナル展開によって、原作にない台詞やシーンが追加されたり、原作では登場しないキャラクターが登場したりと、原作との違いが大きく生じてしまったのです。

問題点	具体的な内容	影響
原作との乖離	ストーリー展開やキャラクターの扱いが変更された	原作ファンの間で議論を呼んだ
オリジナル要素の過剰追加	原作にない展開や登場人物の追加	原作の世界観が損なわれたと感じるファンが増加
キャラクター描写の変更	重要なキャラクターの性格が大きく変わった	物語への感情移入が難しくなった

1期の後半は18話〜25話まで完全オリジナル展開になっていた

青の祓魔師アニメ1期では、全25話のうち約半分弱がアニメオリジナル回でした。

具体的には、6話「まぼろしの料理人」、11話「深海の悪魔」、そして18話から25話までの計10話がアニメオリジナルとなっています。

これほど多くのオリジナル展開が入った理由は、アニメ放送時点で原作がまだ数冊しかなく、このままでは原作の『京都不浄王編』に追いついてしまうためだったのです。

アニメオリジナル展開では、仲間の1人が悪魔落ちしたり、雪男がパラディンになって悪魔落ちしたりするなど、原作にはない展開が描かれました。

これらのオリジナル展開は、アニメ2期では「全て無かったことに」されてしまい、アニメをきっかけにコミックスを買った人たちを怒らせる結果となりました。

アニメ1期と2期が繋がっていないためストーリーに矛盾が生じた

青の祓魔師アニメの大きな問題点として、1期と2期の間には断絶があり、ストーリーが繋がっていないことが挙げられます。

通常、アニメのシリーズものは1期の続きとして2期が展開されるのが一般的ですが、『青の祓魔師』の場合は1期の終盤のオリジナル展開を無かったことにして2期が始まりました。

問題点	1期の状況	2期の状況
キャラクター関係	1期のラストで絆を深めた仲間たち	2期では再び燐に対して警戒心を持っている
ストーリーの連続性	オリジナル展開で完結	オリジナル部分を無視して原作に沿った展開
視聴者の混乱	「仲良くなったはず」という認識	「なぜまた疎まれているのか」という疑問

これにより、多くの視聴者が「あれ？1期の最後で仲良くなってたはずなのに、なんでまた燐が疎まれてるの？」と戸惑うことになってしまったのでしょう。

1期と2期の間のストーリーが大幅にカットされていたり、キャラクターの性格が変化していたりするため、ストーリーの流れが不自然に感じられるという声が多くあります。

アニメのクオリティや作画に対する不満の声も多かった

青の祓魔師のアニメは、作画やアニメーションの品質に関する批判も炎上の一因となっています。

特に3期では作画の問題が多く指摘されており、「男性陣全員首が太い」「戦闘が微妙すぎる」「燐の顔をどうにかしてほしい」といった具体的な不満の声が上がっています。

1期と比較して、3期では制作会社が変わったことによりキャラクターデザインが大きく変化し、「目離れすぎ」「頭身が変わった」など視聴者に違和感を与えてしまったのです。

バトルシーンの迫力不足も指摘されており、動きの滑らかさが不足していたり、エフェクトの質が低かったりすることで、アクションのダイナミズムが失われていました。

さらに、効果音の質にも問題があり、戦闘シーンの効果音が軽く感じられたり、環境音が不足していたりすることで、シーンの臨場感が欠けていたという声もあります。

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青の祓魔師のアニメ1期と2期の繋がりはなぜ問題なの？

青の祓魔師のアニメ1期と2期の繋がりが問題視される理由について解説します。

それぞれ詳しく見ていきましょう！

1期の終盤はオリジナル展開だが2期はそれを無かったことにしている

青の祓魔師のアニメ1期と2期の最大の問題点は、1期の後半がアニメオリジナルストーリーだったことです。

アニメ1期は原作の連載初期に制作されたため、原作のストックが少なく、15話以降はアニメオリジナルの展開で物語を進めていました。

具体的には、1期では燐が仲間たちを守るために青い炎を使い、サタンの息子であることがバレた後、最終的には仲間たちと和解して物語が終わります。

しかし、2期「京都不浄王篇」では、この1期オリジナル展開が完全に無かったことにされ、原作に沿った形で物語が再スタートしてしまったのです。

このため、1期と2期の間に大きな断絶が生じ、ストーリーの連続性が失われてしまいました。

1期で仲良くなったはずなのに2期では燐が再び疎まれている状態から始まる

1期と2期の間の矛盾点として最も目立つのが、キャラクター関係の不一致です。

1期終盤の状況	2期開始時の状況
燐がサタンの息子だと知った後も仲間たちは燐を受け入れ和解した	燐がサタンの息子だと知った直後の状態で、仲間たちは燐を警戒し距離を置いている
祓魔塾生たちとの絆が深まり、共に戦った	祓魔塾生たちは燐に対して恐怖や嫌悪感を抱いている
特に子猫丸は燐との和解が描かれた	子猫丸は青い夜で両親を失った恨みから燐を強く拒絶している

1期の最終話では、燐と祓魔塾の仲間たちは困難を乗り越え、絆を深めて物語が終わりました。

しかし、2期の冒頭では、まるで1期の後半が存在しなかったかのように、燐がサタンの息子だと知った直後の状態から物語が始まります。

特に、「青い夜」で両親を失った子猫丸は、1期では燐を受け入れる描写があったにもかかわらず、2期では再び強い拒絶反応を示していることに多くの視聴者が違和感を覚えたのです。

この急激な関係性の変化に、多くの視聴者が混乱し「あれ？1期で仲良くなったはずでは？」と疑問を抱くことになりました。

ロウソクの修業をクリアしたのに2期では再び修業中という矛盾がある

1期と2期の間の矛盾点はキャラクター関係だけではなく、燐の能力習得にも及んでいます。

1期の終盤では、燐は青い炎をコントロールするためのロウソクの修業をクリアし、炎を自在に操れるようになっていました。

しかし、2期では再び炎のコントロールができず、ロウソクの修業をやり直している状態から始まるため、視聴者にとって非常に混乱する要素となってしまったのです。

「せっかく成長したはずの主人公が、なぜまた最初からやり直しているのか？」という疑問は当然のことでしょう。

この矛盾は、1期のアニメオリジナル展開を無視して2期が制作されたことによるものですが、連続して視聴した人にとっては理解しがたい展開となりました。

特に、1期で描かれた燐の成長や努力が水の泡となり、キャラクターの成長に一貫性がなくなってしまったことは、物語への没入感を大きく損なう結果となったのです。

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原作を読まないと1期と2期の間に何があったのか理解できない

アニメだけを視聴している人にとって、1期と2期の繋がりの問題は深刻です。

視聴者のタイプ	理解度の違い
原作既読者	1期後半がアニオリで、2期から原作準拠に戻ったことを理解できる
アニメのみ視聴者	突然の展開の変化に混乱し、何が起きたのか理解できない
2期から視聴した人	前提知識がないため特に混乱はないが、1期を後から見ると矛盾を感じる

アニメだけを見ている視聴者は、なぜ1期と2期でストーリーやキャラクターの関係性が大きく変わったのか理解できません。

原作を読んでいる人は、1期の後半がアニメオリジナルで、2期からは原作に忠実に戻ったことを知っているため混乱は少ないです。

しかし、アニメだけを視聴している人にとっては、何の説明もなく物語の前提が変わってしまうため、作品の連続性が失われ、ストーリーを追うことが難しくなってしまいました。

結果として、「青の祓魔師」は「原作クラッシャーの象徴」とまで言われるようになってしまいました。

視聴者が混乱して「あれ？」と戸惑うことになった

1期と2期の繋がりの問題は、多くの視聴者に混乱と戸惑いをもたらしました。

特に1期を見て2期を楽しみにしていた視聴者は、2期の1話を見た瞬間に「あれ？」と違和感を覚えることになります。

視聴者の反応	具体的な声
混乱	「1期のラストと2期の1話目が繋がらなさすぎて？」
失望	「みんないい奴じゃないんですか？だとしたら物凄くがっかりです」
理解できない	「第一にしえみとかのエピソードないやん！訳分からん(泣)」

レビューでは「混乱した。1期のラストと2期の1話目が繋がらなさすぎて？やってんけど、調べてみたら、1期の後半は無かったことになってるのね」という声があります。

また別の視聴者は「えっ、じゃあ2期が原作で2期のみんなの反応が本来の姿なんですか？みんないい奴じゃないんですか？だとしたら物凄くがっかりです」と失望感を表現しているのです。

このような混乱は、アニメ制作側の判断によるものですが、結果として「青の祓魔師」の人気に大きな影響を与えました。

2期は1クールのみの放送となり、3期までは長い期間が空くことになったのです。

現在は3期が放送され、原作のストックも十分にあるため丁寧に描かれているようですが、1期と2期の繋がりの問題は「青の祓魔師」アニメの大きな汚点として残っています。

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青の祓魔師は面白くない？面白い？評価が分かれる理由

青の祓魔師は面白くない？面白い？評価が分かれる理由について解説します。

それぞれ詳しく見ていきましょう！

物語の進むペースが遅いという批判がある

青の祓魔師がつまらないと言われる最大の理由は、物語の進行スピードの遅さです。

月刊誌での連載という形式上、ストーリーの展開がゆっくりで、「次の展開まだかな？」と感じる読者が少なくありません。

特に2期アニメでは、1期と比べてテンポが遅く感じられ、多くのファンが期待を裏切られたと感じた点が指摘されています。

序盤の展開が遅い、サブプロットが多い、戦闘シーンの少なさなどが原因で、視聴者が物語に引き込まれにくくなっているという声が多く聞かれるのです。

指摘される問題	説明	ポジティブな視点
ストーリーの進行が遅い	月刊連載を元にしているため進みがゆっくり	キャラの心情や設定が丁寧に描かれる
中だるみを感じる場面	会話や心情描写が長いと感じる部分がある	キャラに感情移入しやすくなる
アクションの頻度が低い	戦闘シーンの間隔が長いと感じる声がある	バトルが起きたときの迫力が際立つ

しかし、この「遅さ」は欠点だけではなく、キャラクターの心情描写や成長を丁寧に描くための手法とも言えます。

設定が王道すぎて既視感があるという意見もある

青の祓魔師の設定について「ありきたり」という批判も多く聞かれます。

悪魔の血を引く少年が戦うという王道設定が、他の作品と似ているため、目新しさが足りないと感じる人もいるようです。

学園バトルものや悪魔と人間の戦いといったテーマは、確かに他にも似た作品があり、「なんか既視感あるな」と思う人もいるかもしれません。

また、主人公・奥村燐の力の使い方がワンパターンに感じるという意見もあり、青い炎を操る能力は魅力的ですが、その使い方に変化が少ないと感じる読者も少なくないようです。

批判内容	アンチの主張	ファンの反論
設定がありきたり	他作品と似ているため目新しさがない	王道だからこそ安心して楽しめる作品
原作と異なるアニメ展開	アニメ1期のオリジナルストーリーが不満	2期以降は原作に忠実で評価が高い
作画崩壊	一部で品質が安定していない	全体的には高品質で迫力がある

ただし、王道設定だからこその安定感を好む声もあり、必ずしもマイナス評価だけではありません。

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独特の世界観と青い炎のバトルシーンが魅力的と評価する声も

青の祓魔師の魅力は、何といっても独特の世界観と迫力あるバトルシーンにあります。

燐が持つ青い炎の力を駆使したバトルシーンは、この作品の大きな見どころとなっています。

特に1期中盤の燐とアマイモンの戦闘は象徴的で、燐が青い炎をまとうシーンは迫力がありながらも感情がほとばしる瞬間として多くの読者・視聴者の心に残っています。

また、悪魔と人間が共存する世界設定は、シリアスとコメディのバランスが絶妙で、新鮮さを感じさせる点が多くのファンから高く評価されているのです。

作中の悪魔デザインも独創的でファンタジー感を強調しており、視覚的な魅力も高いと評価されています。

バトルシーンの迫力は人気を支える大きな要因であり、アクションだけでなく、キャラクターたちが戦いを通じて成長する姿も魅力の一つです。

家族の絆や仲間との信頼というテーマ性が感動を生む

青の祓魔師の大きな魅力は、家族の絆や仲間との信頼関係を深く描いている点です。

本作の中心には、奥村燐と奥村雪男という兄弟の特別な関係があり、家族の絆と宿命への向き合い方というテーマが象徴的に描かれています。

サタンの血を引く双子の兄弟という設定の中で、燐と雪男はそれぞれの葛藤を抱えながらも、互いに成長していく姿が感動を呼びます。

また、藤本獅郎という育ての親との関係も重要で、血の繋がりを超えた深い愛情が表現されていることが、多くの読者の心に響くポイントとなっているのです。

獅郎の死後も、その教えと愛情は燐の心の支えとなり続け、祓魔師としての成長と共に、燐は獅郎から受けた愛情の大きさを実感していきます。

魅力的なポイント	説明	他作品との違い
キャラの成長が描かれる	主人公や仲間たちが困難を乗り越えて成長	登場キャラ全員に深みがある
熱いバトルとストーリー	青い炎や剣を使ったアクションが見どころ	バトルの中にテーマ性が込められている
独特の世界観	悪魔と人間が共存する設定が新鮮	シリアスとコメディのバランスが絶妙

物語には家族の絆や仲間との信頼といったテーマがしっかり描かれていて、ただのバトルものではない深みがあります。

個性豊かなキャラクターの成長物語に引き込まれるファンも多い

青の祓魔師の魅力は、個性豊かなキャラクターたちの成長物語にもあります。

主人公の燐が悪魔の子として苦しみながらも仲間と一緒に戦っていく姿は、多くの読者の共感を呼んでいます。

特に、燐が自分の「悪魔の力」をどう受け入れるかというテーマは、丁寧に描かれており、彼の葛藤や成長が読者の心に響きます。

また、ヒロインの杜山しえみが燐に向かって泣きながら「つき放さないで」と言うシーンや、神木出雲とのエピソードなど、キャラクターの感情が爆発するシーンが物語に深みを与えているのです。

連載15周年記念の名場面人気投票では、燐の成長が見て取れるシーンがトップ10の半分を占めており、キャラクターの成長が作品の大きな魅力となっていることがわかります。

青の祓魔師のキャラクターたちは、強さだけでなく、個性豊かな性格や成長の物語によって読者や視聴者の心を引きつけています。

各キャラクターが困難や葛藤を乗り越えながら成長していく姿が魅力的で、特に燐と雪男の兄弟関係は物語の中心として深く描かれています。

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【まとめ】青の祓魔師がひどいと言われる理由と魅力の両面

評価	主な内容	詳細
批判的評価	アニメオリジナル展開の多さ	1期後半は完全オリジナルで原作の魅力を損なった
批判的評価	1期と2期の繋がりの問題	オリジナル展開を無かったことにして矛盾が生じた
批判的評価	アニメのクオリティに対する不満	作画や演出に対する批判が特に3期で多かった
肯定的評価	独特の世界観とバトルシーン	青い炎を使った戦闘シーンが魅力的
肯定的評価	家族の絆や仲間との信頼のテーマ	深みのあるストーリーとキャラクターの成長

青の祓魔師のアニメは評価が大きく分かれており、それには明確な理由があります。

批判の中心になっているのは、アニメ1期後半のオリジナル展開と、それを無かったことにした2期との繋がりの問題です。

特に1期で仲良くなったはずのキャラ

ター関係が2期では最初からやり直しになっており、視聴者を混乱させました。
また作画や演出のクオリティに関する不満も少なくありません。

一方で、青い炎を使った迫力あるバトルシーンや独特の世界観、家族の絆や仲間との信頼関係を描くテーマ性は高く評価されています。

燐を中心とした個性豊かなキャラクターたちの成長物語は多くのファンを引きつけており、単なるバトル作品を超えた深みがあります。

このように批判と魅力の両面を理解した上で、青の祓魔師アニメを視聴することで、より楽しめる作品となるでしょう。